「雛ぁぁぁぁーーー!!!!!!」
その時、大声を上げて界と話してる女に後ろから抱きついてきたツインテ。
「もう!雛ってばいきなりいなくならないで!!」
「ごめん凪」
ツインテは女に呆れたような表情を見せ、次に界に視線を移すとキッと睨む。
「また界?あたしまだ界のこと認めてないんだからね」
「いい加減認めてくれよ…」
「なぁ」
いまだ状況把握ができていない俺は痺れを切らして口を開く。
「界の彼女はこのツインテだろ?」
「「はぁ!?」」
界とツインテの声が被る。
「俺の彼女はこっち!雛!」
そう言って界は先程話していた女の肩を抱く。
「じゃあこのツインテは?」
「ツインテじゃない!長谷川 凪!!」
「凪」
「ッ!!!!?いきなり、呼び捨てって…!」
一瞬顔を赤らめたが、ツインテ…凪はすぐにキッと大きな猫目で睨んでくる。
「なにあんた、界の仲間?」
「片寄 悠」
「悠…」
自分だっていきなり呼び捨てじゃん…
「凪はどこポジなの?」
「よくわかんねぇけど、雛の隣にいつもいる」
「なッ!?あたしと雛は親友なんだよ界のばかやろーーー!!!!」
「ちょ、やめ…」
凪は界をポカポカと叩く。
なんだかんだ仲良いじゃねぇか…