「おはー」


「おはー」


「お前昨日大丈夫だった?」


「なにが?」


「凪だよ、大変だったろ?」


「あー…別に」




昨日、凪はリップを買った後、異常に帰りたがるから、俺は家まで送ろうとしたけど凪は固く拒否。


結局1人で足早に帰っていった。




「お前こそ雛ちゃんとどうだったんだよ?」


「え、あぁ!手繋いだ!」




そう言って界は得意げな顔をする。




「俺が協力してやったんだからそれくらい当然だろ威張んな」


「あ、俺ちょっと教室行く前に雛のクラス行ってくるわ」


「…凪って雛ちゃんと同じクラス?」


「凪?多分そうじゃね?」


「…俺も行く」


「?、いいけど…」