キラキラ、キラキラ……。 まるで笑っているかのように、水面が色を変えていく。 巨大な万華鏡のようなその景色は、水の膜の向こうに見える太陽のせいだ。 ――ねぇ、大。私ね、君がいてくれたらそれ以外もうなにもいらないの。 どうしてあの頃みたいに笑ってくれないの? 君の一番近くにいさせて。 好きよ、大――。