「それがねぇ…離陸遅れてさぁ、着いたの朝方だったのよ〜」



鏡をパタンと閉じ運ばれたミックスジュースを飲みながら美恵が呟いた。




鏡、見てなかったの目線でばれた、かな?




まぁ、いいけど…。




「そりゃ、疲れるね〜」





私はひとまず美恵の話に相づちを打った。





ふぅーん。




で、寝てたって訳か。




ま、別にいいけど。





そんなに待った訳じゃないし。




いや、1時間近く待ったし。




別にいいけど…。貰ったし。