「昨日の晩帰ってきたんだよね」



私はBVLGARIのネックレスを首にかけながら言った。



「わぁおっ、よく似合うじゃんっ!買ってきて良かった〜」



私の質問お構い無しにはしゃぐ美恵。




「ほんと?ありがとう。まじ嬉しい…」




ラインストーンをちりばめた大きな手鏡を私の前にかざしながら美恵がこちらを覗き込む。




その鏡に映る自分を見る前に目に入った美恵の鎖骨。




同じBVLGARIのダイヤがアクセントになったネックレスが輝いていた。