俺は、夕飯いらない、と母さんにメッセージを打ちながら目の前の壺山に話し掛ける。

「今日の一連の出来事について聞いて良いか」

「?」

ふうふうしていたカップを置いて、こちらを不思議そうに見る壺山。

「なにかおかしかった?」

えええぇぇ……。
どう考えてもおかしいだろ!
小首かしげてんじゃねぇよ!
可愛いからさまにはなってるけど、って、そこじゃねぇんだよ!!

いきなり一緒にいてって言ってみたり、放課後も一緒に過ごそうって言ってみたり……!
しかも家って!!
どこをどうとってもおかしいだろうがよ?!

「……どう考えてもおかしいことに気づけよな?
俺はお前が心配だよ、色々と」

こいつこれからどうなるんだよ。
心配だ。