琥珀side





「お前、親いねぇんだろー?」






そいつは、同級生の安達。




安達の兄は、少数グループだが暴走族に入っているということもあり恐れられていた。









「…」






安達がいつも、ターゲットをみつけては嫌がらせをしているのを知っていた。