「だから…どうしても今日が良かった」




今日が良かった?どういうこと?何が?




わたしは優也の言っている意味がよく分からなくて、優也に尋ねようとしたら、優也が急に真剣な顔になったから、わたしは黙った。




「俺…本当に未来のこと好きだ。大好きだ。いや、愛してる。未来のおかげで俺は無愛想な俺でいいんだって前を向けた。



未来は俺にとったら、ヒーローで初恋相手で、誰にも渡したくない存在。




これからも、俺は未来しか好きになれないと思う。それくらい俺…お前に惚れてるんだ。




これからは、俺が未来を幸せにする。ずっと俺がそばで守る…だから…」




そう言って優也はポケットから小さな箱を出して、膝をついて…