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わたしは神くんが一人になるのを見計らって




「神くん!」と神くんに声をかけた。




神くんは振り返り




「岸本!」




驚いた顔でわたしを見てきた。




「神くん…これどういうこと?」




わたしは、神くんになるべく優しく尋ねた。




すると、神くんは申し訳なさそうに、




「……ごめん…岸本…ちょっと話せるか?」




そう、言ってきたのだ…




すると!




「その人…誰?」




あの女の子がわたしに話しかけてきたのだ!