神くんの用事って女の子とデートすることだったの?…っていうか神くん彼女いたんだ…




ぁぁ…なんだろ…胸が痛い…モヤモヤする…泣きそうだ…




「未来…」



わたしはな、づなの声でハッとした!




「あ!ごめんね!まさか、神くん彼女いたんだね!そりゃあそうだよ!あんだけかっこよくて優しくて頭よくて…わたしの…わたしのヒーローみたいな人だもん…」




ああ…このままじゃダメだ…泣いてしまう…楽しい夏祭りなのに…




「未…」「わたしちょっと体調悪くなっちゃった!だから、わたし先帰るね?」



「未来!わたしも一緒帰ろうか?!」




「いや、大丈夫だから!ありがとう!」



そう言って、なづなたちと分かれた。