「私、すごい悲しかったっ
もうなんにも考えられなかったのっ」

「うん」

頷くことしか出来なくて…

「信じてた。信じてたのにっ
大好きだったのにっ」


だった、か…。


そりゃそうだよね。

「でも、ホントのこと話してくれて
ありがとう。」

何言ってんだよ…

「私も頻繁に会えなくてごめんなさい。
海里くんと同じ学校に行きたくて、
受験勉強がんばってたんだよ?」


って涙声でゆってくる。
可愛すぎでしょ…

ああ、なんであんなことしたんだろう。

こんなにもいい子で、可愛い子がいるのに。
俺とのために頑張ってくれてたのに。

ほんとバカ。

「ほんとに子供だったよ…ごめん」