「いいよ」

すごく驚いてた。

いいって言ってもらえないと思ってたのかな。


「なら、明日あのカフェで」

とだけ言って去っていった。



「いくの?」


「っ!美山くん!」

びっくりした…!

「わり、聞こえちゃってさ」

なんだか無表情な美山くんは今、
何を考えてるのか全く読めない。

無機質な瞳をしてる。


「で、どうなの?」

「い、いくよ」

「そ、か。
上手くいくといいな」

なーんか、他人事っぽく言われてか
わかんないけど、少しもやっとした。

なんでなのかな。