黒狼side


ソファーで眠る『双姫』に目をやる。


黒狼「記憶がないのは嬉しい誤算だな。」


これなら俺の計画も
上手く事が運べるだろう。

俺と最強と云われた『双姫』なら。


黒狼「その為には…。」


記憶が戻る前に
邪魔な奴らには消えて貰うか。


リストに載っている名前、顔を
もう一度確認する。


黒狼「偽物はちょろかったが…。
厄介なのが居るな。」


コイツと『双姫』を会わせると
記憶が戻ってしまう可能性がある。


黒狼「…コイツが優先事項だな。」