なんだか、恥ずかしくなってきた。

どうしよう。顔赤くなってそう。

そんな私を置き去りに、寿喜は、またもや、あからさまに、私を避けてるって分かるように、窓を閉めた。

完全に拒絶されてるわ。
本当に不登校になられそうなんだけど。どうしよう。

｢ぷっ！｣
そんな不安の沈黙を破ったのは、愛珠だった。

｢ちょっと、愛珠。
笑わないでよね。こっちは本当に心配なんだから。｣

｢ごめん、ごめん。だって、本当に拒絶されてんじゃん。｣
それは、そうなんだけどね。
だから、ますます、不安なんだよ！

不安の私をさて置き、寿喜と楽しそうに、話している蒼也を私は、思いっきり、睨みつける。