だが、わかりやすいのか、それとも、愛珠が、鋭いだけなのか、すぐに当てられてしまった。

「ねーね、梨恋、恋してるでしょ?」

「へ?!」
思わず、口に含んだ、味噌汁を吹き出しそうになった。

給食中だと言うのに、耳元でボソッと私にだけ聞こえるように言ってきた。