家を出てすぐの、曲がり角を曲がった先にある郵便ポストの隣、私たちの待ち合わせ場所。

そこにいつも、君がいる。



「おはよ」



私が声をかけるよりも先に笑顔でそう言ってくれるのは、何を隠そう私の彼氏。



「おはよう、大樹」

「葉月、今日は早いじゃん」

「へへっ、私だってたまには早起きしますよーう」


そんな他愛のない話をしながら肩を並べて学校への道を進む。


こんな平凡な日々が、今の私にとってはすごく幸せ。