「だとしても、そんなにもらってるの睦希くらいじゃないの?
バレンタインもすごかったらしいじゃん。」
羨ましい。積極的に渡せるのが。
私なんか、いつも隣のよしみでもらっているバレンタインチョコの、お返しを渡すくらいしかできないのに。
睦希のお母さんお菓子作り好きだし、付き合わされてそう。
それを想像してクスッと笑うと、なぜか彼は少し不機嫌な顔になった。
「そんなことないよ。それに俺は別に欲しい子がいるしね。」
え!?それはつまり本命がいるってことでいいのかな。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…