昂輝は私を狼に引き渡して、狼は私を教室から廊下に出し、



「パン買って、屋上のベンチで食べてこい」




と言って、私にパンを買うお金と、屋上の鍵を渡して、教室のドアの鍵を閉めた。



…えーっと、もう何が何だか分からない…。



「いいもん…、パン買って屋上で食べてやるもん…。お昼ごはんだし。」



クリームパンにしよっと。残ってるかな〜。