男子と女子が言い合いになってて、また涙目になって困惑していると、昂輝達が戻ってきた。





「あ、狼…、昂輝…。」





狼と昂輝は少し怒ったような顔で、



あの男の子は青い顔をしていた。





昂輝は、女子と男子の間にいた私を引き寄せて、





「大丈夫?」



と言い、私は皆から睨まれている。



あれ?この視線は…。



視線の先を見ると、それは昂輝だった。






「ん?」





あれれ?睨まれてるの、私じゃない。なんで昂輝?



頭がパンクしそう…。考えるのやめよう。