私はというと。
あの日以来、伊澄くんとは話していない。
好きだと気付いてからというもの。
ロクに顔を見る事も出来なくなって。
自然と避けるようになった。
メールをすることもなくなったし。
もう、公園ルートで帰る事もなくなった。
6人で遊ぶこともなくなって。
作ったグループも今は動いていない。
それでも好きだと言う気持ちだけ募っていって。
廊下で見かければ心がざわついた。
好きな気持ちだけ、強くなっていった。
もっと、近づきたいのに。
恥ずかしくて、気まずくてできないでいた。
「あっ、クラス表写メってくれてる。
……うわ、このクラスやばい。」
「え、なになに。」
すみれの言葉につられて3人で携帯に顔を覗きこむ。
このクラス……。
「最後の1年、楽しくなりそうじゃない?」
「これは、やばいわ。」
伊澄 彗
井上理香子
小笠原 真子
苑田凛久
高橋まひろ
長沢すみれ
6人全員の名前が1組のクラス表に並んでいた。
あの日以来、伊澄くんとは話していない。
好きだと気付いてからというもの。
ロクに顔を見る事も出来なくなって。
自然と避けるようになった。
メールをすることもなくなったし。
もう、公園ルートで帰る事もなくなった。
6人で遊ぶこともなくなって。
作ったグループも今は動いていない。
それでも好きだと言う気持ちだけ募っていって。
廊下で見かければ心がざわついた。
好きな気持ちだけ、強くなっていった。
もっと、近づきたいのに。
恥ずかしくて、気まずくてできないでいた。
「あっ、クラス表写メってくれてる。
……うわ、このクラスやばい。」
「え、なになに。」
すみれの言葉につられて3人で携帯に顔を覗きこむ。
このクラス……。
「最後の1年、楽しくなりそうじゃない?」
「これは、やばいわ。」
伊澄 彗
井上理香子
小笠原 真子
苑田凛久
高橋まひろ
長沢すみれ
6人全員の名前が1組のクラス表に並んでいた。