他にも沢山あったけど…。
その話は、また後々に…。


それから私は布団を敷いて、寝っ転がる。


今の時刻、PM22時。

 


廉は、何をしてるのだろうか。
そういえば、今日は用事あるとか言ってたな。


メールしてみよう。


『私はねいまお布団に入ったの!廉は何してるの〜??』



ピロピロリン♫
『んーとね、タイマン張ってた(笑)』



えっ……⁉⁉



ピロピロリン♫
『友達と揉めててタイマン張れってなって。頑張って止めてはいたけど、話聞いてくれねーし、どーしようもなくて。
でも勿論俺が勝ったし、怪我もしてねぇーよ。』



喧嘩は、強いみたいだけど暴力は駄目だよ。

怪我しなくて良かったけど…
何があったかは分からないけど、とりあえず無事なら良かった。



『そっか…。無事なら良かった。』


ピロピロリン♫
『心配かけたくなくて、言わなかった。わりぃ。』


『全然良いけど…。廉が怪我するのだけは嫌だからね??』



ピロピロリン♫
『うん。分かってる。ありがとう。
もしかしたら…なんだけどその友達が俺に彼女居るって知ってるから、久怜愛が狙われる可能性もある…。そいつ元霧生の幹部なんだ。』



『えっ、なんで…??』


ピロピロリン♫
『俺のこと恨んでるみたいだから。昔ちょっとあってさ。
大丈夫。俺がお前を必ず守るから。』



ピロピロリン♫
『今ちょっと電話良いか??』



『いいよ!!』



『もしもし。』


『もしもし。ゴメンな?ややこしい事になって。
それでなんだけど、前にも会ったことある霧生の現総長の天祢に明日からお前の学校の送迎やバイトの送迎やらせるから。』



『あ、天祢くんね。』



『本当は近くで守ってあげてぇけど、距離あるし、仕事もあるからな。』


正直、元暴走族の幹部みたいだし怖い。
いや廉は元総長さんだけどさ。
その人はどんな人なのか分からないし。
頼んでも…良いのかな??