そして俺は男の腕を噛み、降りて先生に駆け寄った。




「先生!先生…!!」




もう家はいつの間にか、半分以上焼けていた。




火はもう俺達がいるところを飲み込むだけだった。





先生は俺達の前に立った。





「美彩、お前にもう用はねぇ。後ろのガキ寄越せ。」





そう言われても先生は俺らの前から退かなかった。