「…んだよ。」



蓮が俺の手を引き、総長室へ連れてきた。





「雅…お前、どこに行こうとしてる。」





「は…?」



何もかも見透かしたようにそう言った。





「…別に俺は日頃の感謝を、「一人で抱え込むなって那月も言ってただろ?」




だから俺は約束を破るんだ。