窓を見て

車を見つけて

急いで

部屋を出る

連絡来る前に

車に

走るアタシ

トモの顔が

窓から

見える

やっぱり

思う

好き


『早いね』


トモが

少し笑って言う


『待ってたし

みたいな』


アタシも

少し笑って言う


『乗ってい?』

『うん』


トモの車に乗る

いつもの

助手席

いつもの

車の芳香剤の

匂い

そして

トモの横顔

もぉ

泣きそう

耐えろアタシ


『どこか行く?』

『トモ家』

『…俺家でいいの?』

『いい』

『わかったよ』


トモの

マンションに向かう

緊張する

こんな緊張も

初めてかも

みたいな

てか

吐きそうだし