まあ確かに顔はイケメンだしクールそうだしモテそうだけどさ。


私はそんなことよりも、朝倉悠汰の瞳がすごく気になっていた。


誰のことも見ていないあの深くて暗い瞳…。


「水榛、朝倉くんのこと見すぎだから。
まぁ見とれるのもわかるけど私の話も聞こえないほど?」


「えっ、べっ、別にそんなことないよ。
ちょっと考えごとしてただけ」


なんて話をしてると1限目のチャイムがなり、心尋も自分の席へ戻っていった。