「すずってかいて鈴(リン)、です。」 そう言うと、猫田さんは驚いた顔をした。 「俺は雪(ユキ)。雪って呼んでよ、鈴。」 そこには先程の眠たげな人はいなくて、多分女の人はイチコロだろうなぁなんて思った。 「…わかりました。」 そう言い、茶碗にご飯をよそっていると…