「鈴のこと好きでしょ。」 そう言うと城島 絢都は目を見開いた。 朝から、鈴から聞いた。 幼なじみの城島 絢都。 鈴はなにかが切れたかのように俺に話してくれた。 中学の時、プールに溺れさせられて水が嫌いだとかいじめられているとか。 …ただ、どうしてもいじめられている原因は話さなかった。