「お母さんもね、鈴と同じ…許婚がいたの。」
お母さんも、許婚が…?
「それは、お父さんではなかったわ。…私はその頃お父さんと付き合っていたけれど…親には逆らえずそのまま顔合わせをしたのよ。」
お母さんの話に相槌を打つ。
「顔合わせをしているホテルに…そう、雪くんと同じね。お父さんが来て…家のお父さん、鈴のおじいちゃんに土下座してね…」
お父さんが、おじいちゃんに土下座…
今でこそ仲はいいけどそんな事があったんだ。
「そして、おじいちゃんがお父さんを気に入って。それから結婚したのよ。」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…