「西宮 鈴様ですね?」



いつも通り絢都と帰ろうとしていたら校門に黒い車が止まって、車から降りてきた人が私の前に来た。




「あ、はい…そうですけど。」



その人の顔に心当たりはなかった。





「藍様とお迎えに上がりました。乗ってください。」




迎え…?



後ろから降りてきた、茶髪の顔が綺麗な人が私の手を掴み車に乗せた。




「鈴!」