「ど、どうせセンスないですよ!じゃあ私と真咲さんが色違いで持ってるからね!」 にゃん吉ストラップを取り上げると、雪が“ごめんごめん”と涙を拭きながら言った。 「ごめんって。機嫌直して鈴ちゃーん。」 リビングの椅子に座り、私は頬杖をついている。