くそー!バカにしやがってー!


「自分の身は自分で守るの!だから心配すんなって!」


「だから危険なんだよ。」


「えっ…?」


よっちゃんは真面目な顔で言い放った。


「無茶するなよ,可憐。」


その言葉に重みを感じて
変に鳥肌がたった。


「わ…わかったって!じゃあそろそろ帰るわ。」


私は足早に店を出た。


「無茶するなよ…か。」


暗くなった空にため息をついた。