「拳ってのはな,人を守るために使うんだ。
傷つけるために使うんじゃねぇんだよ。」


私は拳を押さえていない
左手にぐっと力を込めた。


「女を…甘く見てんじゃねー!!」


―バコッ!!ボキッ!!


鈍い音が響き渡る。


チンピラはというと…


私の左ストレートで気を失っている。