「どうしたの,可憐。…あ…もしかして。」


はい。そうっす。


そのもしかしてです。


「弁当忘れたぁー!!」


唯一の楽しみである弁当を忘れるなんて…


なんでだ!?


確か玄関までは持ってきて…


えーっと……


「可憐!」


突然クラスメートに名前を呼ばれた。


「ん?なに?」


「呼んでるよ?








小森って人が。」



―はいっ?今なんて?