「小森くん知ってたの!?
てかその前にあなた高校生だったわけ??」


「はい。知ったのは,昨日ですけどね。
葉山さんから聞きました。
俺,もっと年齢上に見えました?」


小森くんは苦笑する。


しかも昨日かよっ!


「く…クラスは??」


「3年6組です。」


6組か。


…って隣かよ!


なんで??
今まで見かけたことなんて…


「俺達6組は理系だから,たぶん文系とは時間帯が違うんです。」


「そ…なんだ。」


私の心を見透かしたかのように小森くんは淡々と答えた。