「ふーん……」


不敵な笑みを浮かべて私を見る。

「傷つけても…いいんだ?
 あんたら、さっさと片付けちゃってよこの女。」


「…っ!?」


そこに現われたのは、
ゆかりちゃんに最初に出会ったときの二人組の男と、また新たに現れたヤンキーだった。



「お前、やり方が汚ねぇな。」


「汚なくたって構わないよ。あんたが消えてくれれば、ね。」


―消える…?


そう考えた矢先、拳が私に飛んできた。


「…っ!」


「さすがだねー。姉ちゃん反射神経いいじゃん。」