「可憐ー!あんた熱あったんだって?!
大丈夫なの〜?」


教室に入るなり、由紀恵が私に飛び付いてきた。


「大丈夫になったよ。てかいきなり抱きつくな!」


「も〜可愛い顔して、相変わらずキツいねーあんたは。」


「あんたもでしょ。」


女ふたりで、あんたを連呼したせいで可笑しくて笑ってしまった。

やっぱり由紀恵は安心する…


なーんて改めて実感した。



「ていうか、なんで熱あること知ってたの?」


「あー…えっと〜…」


ん?なんだこの感じは。


「由紀恵、何か隠してるでしょ。」


「ええっ!?別に隠してなんか…

「朝から何もめてんの〜??」