「好きっ……」


―て、おい!


余りにも思い過ぎて、つい声に出してしまった。


…しかし、


小森くんは何の反応も示さない。

チラッと見上げると


ぐっすり爆睡中。


なぁーんだ。よかっ…


「よかったぁー









とか思ったでしょ?」



「………はいっ?!」


「俺が聞いてないとでも思った?」


小森くんは片目を開けて、
私の髪を触った。


さ…最悪…