「そんな珍しいですか?」


私はついツッコンでしまった。


すると小森くんは興奮しながら


「もちろんですっ!!こんなすごい家…生まれて初めてです!!」


と言った。


って顔近いって!!



「小森さんいらっしゃったんですね!」


「葉山さんっ!?」


奥の部屋から突然葉山さんが声をかけた。


「葉山さん…知ってたの?」


「はい。奥様から話は聞いておりました。」


知ってたのかよ!!


「何で言ってくれなかったの!?」


「奥様が,可憐お嬢様をびっくりさせたいから当日まで言うなといわれまして…」


葉山さんは申し訳なさそうに目を伏せる。


くっそぉ〜!!母さんのばかやろー!!