「そういう前向きな姿勢,俺は好きだよ。」
「杉山くん…」
「じゃあ送ってく。爽太のブレザーも忘れんなよ。」
杉山くんはにこりと笑ったあと,部屋を出た。
ドアが閉まった途端,
涙腺が急に緩んで泣きそうになった。
杉山くんは,なんでこんなに優しいんだろう。
辛いときに助けてくれて,
支えてくれて…
きっとこういう人を好きになれば女の子は幸せになれるはずなのに
どうして小森くんを求めちゃうんだろう……
私は,バカだよ。
優しさに甘えすぎだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…