「私…っ」


体を起こそうとすると


「あ!駄目だよ,熱あるんだから!」


「ね…つ?」


「うん。あの大雨に打たれたんだからね。じっとしてなって。」


私に近づき,ゆっくりと肩をベッドへ沈ませた。


近くで見た杉山くんの顔は
すごく綺麗で,不覚にも格好いいと思ってしまった。


やばい。相当熱ありそう。