「好きな女の子の幸せ願えないヤツは最低だからね。
んまぁ…悔しいけど……
爽太にはかなわねーしな。」


「杉山くんっ…」


杉山くんて,かなり良いやつじゃん!!
私,今まで誤解してたよ。


「あぁー,もう“ごめん”は無しね?それ一番痛いからさ。」


にかっと笑う杉山くんに
私もつられて笑った。


注文したココアを飲もうとしたとき


「あ,そういえば。」


「なに?」


杉山くんが何か思い出したように呟いた。