二人のリズムは,どんどんと加速する。


小森くんの綺麗な顔から汗が流れたとき
それを手で拭う余裕はなくて。


その代わり顔を近付け
流れる汗にキスをした。


「うわっ…大胆…」


小森くんは,いつもよりも擦れた声で囁いた。


その色っぽさに私の体はどんどんと火照る。


「ごめ…もう限界…っ」


小森くんが囁いたのと同時。


私たちは,繋がった。


過去の空白を埋めるように,
無駄に広いベッドの上で


温もりを何度も確かめあった。