連休ボケで忘れ物をしてしまった私は,
英語のテキストを小森くんに借りることにした。


もちろん小森くんは,すんなり承知。


周りにバレないようにこっそり借りた……


つもりだったんだけど……


小森くんにお礼をして
ふと振り返ると,そこには由紀恵がぼーぜんと立ち尽くしていた。


「な…なんで?!」


「こっちこそなんでよ!
なにっ?可憐,あのイケメン君と知り合いなの?!」


由紀恵に,目撃されてしまったのです。