―ガチャッ…!


「…な…なにこれ〜〜?!」

ドアの向こうは思った以上に広くて,そこにあったのは
親父のヤンキー時代のコレクション。
使っていたバイクやら旗やら衣装やら…
まるで今にも動き出しそうだ。


唖然としながらも私は衣装を手に取った。


「…夜露四苦(よろしく)…」
の文字。
こういうのってマジなんだ。(笑)

お次はバイクに跨る。
そしてハンドルをギュッと握った。


「………。」
なんだかヤンキーの血が騒ぎだしそうなのでやめておこう。