今,目の前に広がる光景はと言いますと… 綺麗に並べられた本棚が 真ん中から左右にパックリ割れてその隙間から,扉が現れた。 もしかして… 「隠れ家…だったり?」 自分の顔がピクリと引きつるのを感じた。 家って…いつからこんなファンタジーになっちゃったんだ?! とか思いつつ,私はちゃっかりドアのぶに手をかけていた。