「わ、わかったから！やめて…」

「素直でよろしい。で，なんでいたの？」


小森くんは急に優しい声色で話す。
あー…このギャップやばいな。
癖になりそう…て，何言ってんだ私！


「小森くんが，知らない女の子と一緒にいたって杉山くんから聞いて…そしたらゆかりちゃんといるから…なんか，わかんないけどムカムカして…」


「学…しょうがねぇヤツだなー。」
と，小森くんは大きなため息。
そして，


「…で，嫉妬したんだ。」


ニヤリと口の右端を上げて笑った。