「小森くん…やめっ…」


キスの合間に声を出すと


「黙れ。」


いつのまにやら,どSの小森くんに変わっていた。


目が…怖い。
なんて鋭い瞳なんだろう…
私はゾクッと悪寒がした。


そして首筋を這う舌に
体がビクンと震えた。


力が入らなくなった膝がガクガクと震える。

倒れそうになった私の体を
小森くんが受けとめた。


それと同時にフラッシュバックした映像。


それは,小森くんがゆかりちゃんを抱きとめたものだった。


―こんな感じだったんだ…


ふわっと小森くんの香に身を包んだ私は静かに心の中で呟いた。