よっちゃんは親父と同い年なのにどことなく若くて話しやすい。 まるでお兄さん的存在で,私の善き相談相手。 ちなみに本名は 「吉村 忠(ヨシムラタダシ)」。 だから“よっちゃん”なわけ。 『ちょっと新作考えたから飲んでもらいたくてさ。よかったら来る?』 「行く行くっ!」 私はすぐさま家を飛び出した。 葉山さんにも,よっちゃんの所へ行くのはすんなりとOKをもらえる。