こんなことを言ったら笑われるんだろうけど……


だから高校だけは


普通の公立高校に入れてもらった。


やっぱり「特別」は嫌いだし。


―♪〜♪〜♪〜


「んっ?」


ふとベッドに置いたケータイから鳴る着うたに目をやった。


「もしもーし?」


『可憐。久しぶりだな。元気か?』


この声は……


「よっちゃん!!」


『あはは。相変わらず元気だな。』


「あったりめぇよ!…でどしたの?」


よっちゃんは,親父と同じ元ヤン。


よっちゃんもヤンキーを辞めて
カフェを経営した。