「関川君。」 またしばらく仲間達とサッカーの話をしていると、山田が俺達の所にやってきた。 「どうした?」 「僕と勝負しないか?」 そう言うと、 ラケットを俺の方に突き立ててきた。 「いつもサッカーでは関川君達の足を引っ張っているけど、卓球だったら負けないよ。」 「おもしれぇ。 俺は小学校の時、ピン球3つ使ってお手玉するのを特技としてた男だぞ。」 「・・・それ何か関係あるの?」